“90%の人間がバカ”なのではなく、”人間の90%はバカ”だ。
どういうことかというと、100人の人間のうち90人がバカということではなくて、100人いたら100人ともその人の90%、つまり爪先から首のあたりまではみんなバカだということだ。
人間とは矛盾しているものだ。
そういうものなのだからそれはもうしょうがない。人間とはそういうものなのだ。
たしかに世の中には完璧に見える人間というのは存在する。
特に自分の好きな人、憧れている人、尊敬している人に対してはそう思うかもしれない。だがそれはその人たちのネガティブな部分を見れていないだけで、誰にでもネガティブな部分というのは存在する。
そう、人間はみんな自分のことは棚に上げるし、言い訳をする。
前に言ったこととは全然違うことを言ったり、全然違うことをやったりする。
何度も何度も同じような失敗を繰り返す。
嘘をついて、時には誰かを傷つける。
そしてみんな、自分の価値観でしか物事を見れていないので、自分にだけは言い訳をして、自分だけはちゃんとしていると思い込んでいる。
でもちゃんとなんかしていない。みんな他人にめちゃくちゃ迷惑をかけながら生きている。
みんなバカだし、それが人間だ。
だから大事なのはそういう他人の失敗だったり他人の矛盾に対して、ドヤ顔でマウントを取ったり、正論を言って論破するのではなくて、他人の失敗や矛盾を受け入れること、許してあげることだ。
どうせ自分も同じように嘘をついて、同じように失敗して、同じように矛盾していることをやって、そして同じように他人にめちゃくちゃ迷惑をかけながら生きているのだから。
人間とは矛盾しているものだし、矛盾しているからこそ人間なのだ。
人間の90%はバカなのだということを理解し、他人に対して寛容になろう。
そして、もちろん僕も含めた全てのバカ達と手を取り合って、助け合いながら生きていこうと、僕は思う。