何かを始める時、作る時に、自分が初心者なら、TTP(徹底的にパクる)を意識しよう。
まずはパクることだ。
最初は何もできないのだから上手い人とかすごい人をパクるしかない。
この世界にあるものというのは基本的に全てがパクられたものだ。
パクるという言い方よりはオマージュという言い方の方が良いか、あるいはもっと柔らかくいうと参考にするということだ。
全てのものは先人たちの作ったものを参考に作られている。
アートもテクノロジーもプロダクトもサービスもそれまであったものに、新しい人間がどんどん手を加えていき進化してきた。
要は色んなものが、全てのものが、何かをパクって作られているわけだ。
特に最初のうち、技術やスキル、経験や実績がないうちはまずはパクるしかない。
パクってパクって徹底的にパクって、良いものを作る。
それをずっと繰り返していくと、やっと少しだけ自分でできるようになってくる。
最初の頃はオリジナリティなんてものはいらない。
どれだけ人のものをパクっても全く同じものはできない。
その全く同じにできない部分、どうしても出てしまう自分の癖のようなもの、それがオリジナリティだ。
なので、最初のうちはオリジナリティを出そうなどと考えてはいけない。
オリジナリティを出そうと変わったことをするということは、ただクオリティの低いものを作っているだけになってしまうからだ。
最初のうちはクオリティの高いものを徹底的にパクり、オリジナリティなど気にせず、クオリティの高いものを作るということに専念しなければならない。