楽をして生きていきたい。僕は子供の頃からずっとそれだけを考えてきた。
毎日毎日それだけを考え、悩み、様々な試行錯誤を繰り返し、やれることは全部やってきたつもりだ。
そして今、僕はそれができるようになった。
毎日がまあまあ楽だし、楽しくてしょうがない。
だが、こういった人生を過ごすために、僕はもう30年近くも毎日毎日必死こいてやっているのだから、どんなに才能がない人間でもさすがにできるようになる。
必然の結果だ。
と、ここまでは前回と同じ内容。
今回の話で大事なのはここからだ。
さっきも言ったように僕は今、楽な人生を過ごせている。
でも、今楽な人生を過ごせているからといって、今後もそれができるとは限らない。
ではどうすれば良いのか?
それを続けていくだけだ。
もし、僕が明日からサボってしまったら、うまくいかなくなってしまうだろう。
わかりやすいのはダイエットや筋トレだ。痩せることができたから、あるいは筋肉がついたから、明日からもうやらなくていいや、としてしまえば、体重は元に戻るし、筋肉も衰えていくだろう。
ダイエットや筋トレというのは、理想の体型になれたから終わりというものではない。その後も食事管理や運動を続けていくことで、その体型を維持できるのだ。
そしてそれ以外のことでも同じことが言える。僕は人生において、何かを達成したからもう大丈夫などといったことはないと思っている。
良い学校に入学できたから、良い会社に就職できたから、結婚したから、子供ができたから、家を買ったから、貯金が貯まったから、保険に入ってるから、定年を迎えたから、だからもう大丈夫、などということはないだろう。
明日からも今までのように毎日毎日必死こいてやっていくしかない。
ではそれをいつまで続ければ良いのか?
答えは死ぬまでだ。
僕は死ぬまで楽な人生を過ごしていきたいと思っているし、歳をとってもなるべく良いスタイルでいたいと思っている。そしたら当然、それを死ぬまで続けていくしかない。
ここまで頑張ったから、もう頑張らなくていいよ、などといったものはないし、終わりなどない。
矛盾しているようだが、”楽をする”などといったものは存在しない。
僕たちは死ぬまで死にものぐるいでやっていくしかないのだ。