人生を生きていれば色んなことが起こる。
交通事故や珍しい病気など、時にはなぜ自分(家族や友人)がこんな不幸な目に、と思うこともあるだろう。
そして、そういう不幸なことが起きた時に自分のせいだと思ってしまうことがあるかもしれない。
例えば自分がこの道を選んだから交通事故にあってしまったとか、自分がこの子を産んだからこの子が病気になってしまった、など。
ネガティブな出来事というのは、もちろんとても悲しいことなので、やりきれない気持ちを誰かのせいにしたくなってしまうだろう。
しかし運の悪い出来事というのはただ確率で起きているだけなので、実際は誰のせいでもないことが多い。
もちろん普段の自分の生活の不摂生などが原因で、重い病気になってしまうことはあるが、運の悪い交通事故や病気というのは、どうしようもない。
そしてそれらは100万分の1の確率で起きるとしても、意外と自分や身の回りの人にそういったことが起きてしまうこともある。
なぜなら人生を生きていれば色んなことが起きるからだ。
1つひとつは確率が低くても、色んなことが起こればその確率は上がっていく。
100万分の1の確率で起こる出来事というものが、人生では100万回起こり得る。
なのでほぼ100%の確率で100万分の1の確率の何かが起きるのが普通の人生だ。
そして忘れてはいけないのは、そういった運の悪い出来事というものには、因果関係や原因などはないということだ。
残念だが、誰のせいでもないし、誰も悪くない、ただの確率で、ただ起きてしまっただけだ。
当事者になったらとてもそんな風には思えないかもしれないが、そういうことなのだ。
なので、こう思うしかない。
そんなこともあるのだろう。