人間の人生において、物を手放すことはとても重要だ。捨てることは、物理的な対象だけでなく、自分の行動や言動、そして人間関係にも適用される。
物が溢れている現代においては、シェアリングエコノミーなどによって、どうやって物を持たないようにするかにコストが支払われるようになった。
僕は基本的に、誕生日やクリスマスのプレゼントはいらない。
もちろん気持ちはすごく嬉しいが、僕が欲しいと思うもの以外はいらない。本当に気持ちだけで十分だ。
いらないものをもらっても、それを捨てなければならない。人からもらったものを捨てるというのは、すごく心苦しい。こんな思いをさせないでほしい。だから基本的にプレゼントはいらない。
子供の頃は自分の欲しいものをなかなか買うことができなかった。だが大人になった今、欲しいものは大体自分で買うことができる。
大量生産の時代は終わった。
現代においては、自分の欲しいものを自分で選ぶ自由に価値がある。
いらないと言っている人に、物を送りつけるというのは、その自由を奪う行為なのだ。
やりたくないことをやってはいけない。
やりたくないことをなんとなく続けていると、慣性の法則が働き、このままでいいかなと思うようになってくる。
そのほうが楽だからだ。
ネガティブな言動も捨てよう。
できないと言っていてはいつまでもできないままだ。言葉は自分の行動を支配する。
自分の言葉を一番聞いているのは自分自身だ。
自分の行動に悪影響を与える言葉は口にしてはいけない。
何かを変えるということはとてもエネルギーを使う。
だが、変えなければならない。本当に自分のやりたいこと、自分が行きたい場所へたどり着くには、やりたくもないことをダラダラと続けていてはいけない。
そんなことを続けていても、その先に自分の思い描いた未来はない。
人間関係を断つということもとても重要だ。
自分にとって、害となる人間、ストレスとなる人間とは関わってはいけない。
好きではない人間とも一緒にいてはいけない。長い期間一緒にいると情も湧いてくるだろうが、そこは心を鬼にして切り捨てなければならない。
なぜなら、好きではない(あるいは好きではなくなってしまった)相手の人生よりも自分の人生の方が大事だからだ。
自分の人生を第一に考えなければいけない。自分が幸せになることが何よりも重要だ。
自分の人生が充実していて幸せな人間だけが、周りの人間を幸せにすることができる。
自分が本当に欲しいものを手に入れるためには、それ以外の余計なもの、いらないものは捨てなければならない。
人間ひとりでは、すべてを受け入れることはできないし、すべてを抱えることはできない。取捨選択をしなければならないのだ。
それでも、どうしても捨てるときに、心が痛むって?
では、その感情も捨てよう。