例えば普段まったく運動をしていない人が、明日5km走らなければいけなくなったら、とても大変だろう。
だが毎日10km走っている人間からしたら、明日5km走ることなどなんでもない。楽にできる。
楽をしたかったら楽をできる人間になれば良い。
楽をできる人間になるには、毎日毎日楽をできる人間になるための努力をするしかない。
だが毎日努力するというのは簡単なことではない。
習慣化するまでは毎日のように「今日はサボろう」ともう1人の自分がささやいてくる。
でもそういう自分の声を無視して、自分が決めたルーティーンをただただ毎日こなす。
ゲロ吐きそうになりながら毎日こなす。
毎日毎日、誰かが評価してくれるわけでもなく、ただただ自分との約束を守り続ける。
約束とは守った方が良いものだ。
特に大切な人間との約束は守りたいと思うだろう。
では世界で1番大切な人間とは誰か?
それは自分自身だ。
だから、世界で1番大切な人間である自分との約束を守り続ける。
人間とは物事を自分勝手に解釈する生き物だ。
なので、自分の都合の良いように解釈してしまえば良い。
世界で1番大切な人間である自分との約束を守り続ける、そのように解釈することで毎日努力を続けることができる。
とにかく毎日やるのだ。
するとある日、自分の体が勝手に動いていることに気づく。
ゲロ吐きそうになりながらこなす毎日のルーティーンが自分のスタンダードになる。
毎日のルーティーンが当たり前になり、むしろそのルーティーンをこなさないと気持ち悪くさえなってくる。
そうなればこっちのものだ。
これでまた一歩、楽な人生を送れる人間に近づけた。
成功者というのは人間技ではないようなことをしてみせる。
でもそれは神さまだからできるのではなく、毎日毎日同じことをロボットのように繰り返すからできるのだ。