死ぬまで仕事を続けよう

死ぬまで仕事を続けよう

僕は基本的には、何歳になっても、できれば死ぬ直前まで仕事をしていたいと思っている。

年齢に関係なく仕事を続けていくことには多くのメリットがあると考えているからだ。

まず1つ目は、経済的安定、そうお金だ。
働き続け収入を得ていれば、年金や自分の資産だけに頼る生活よりも、精神的に安定するだろう。

特に、好きなことを仕事にしている場合、収入を得るための行為そのものが楽しみになる。

例えば、イラストを描くのが好きな人がいるとしよう。趣味でイラストを描く場合、画材やツールにお金がかかる。しかし、これを仕事にすれば、同じイラストを描く行為でお金がもらえる。つまり、同じ活動でも「お金を払う側」から「お金をもらう側」になれるのだ。

よく「趣味を仕事にすると、好きだったことが嫌いになる」と言う人がいるが、それは仕事のやり方や考え方の問題だと僕は思う。

そういう人はきっとどんな仕事をしても、仕事は我慢してやるもの、仕事は嫌なものと思っているので、まずはその考えを改めた方が良いだろう。

趣味を仕事にしたから、イラストを描くことが嫌いになったわけではない。

たしかに、仕事には締切や制約がつきものだ。依頼主の要望に応えなければならず、自分が描きたいものだけを描けるわけではないかもしれない。

しかし、仕事のやり方を工夫し改善することによって、好きなことを仕事として楽しく続けることは十分可能だ。

大切なのは、「好きなことをどう仕事にするか」を自分で考え、働き方を工夫することだ。

自分の好きなことをやっているのに、お金ももらえる。控えめに言って最高だと思う。

2つ目は、ボケ防止と健康維持だ。
仕事をしていれば、自然と責任感が生まれるし、コミュニケーションを取る必要も出てくる。誰かと話したり意見を交わすことは、頭を使う良い刺激になる。また、仕事を通じて外に出る機会も増えるため、体を動かすきっかけにもなる。これらの要素は、健康維持や認知症予防にとても役立つだろう。

定年後に仕事を辞めて家から出なくなると、急に活動量が減り、体や心が弱ってしまう人も多い。「仕事をしなくても良い」と思える状況は一見自由そうに見えるが、裏を返せば孤立や退屈が待っている可能性もある。そうならないためにも、仕事を続け、頭や身体を使うことはとても大事だ。

3つ目は、感謝されること、人間関係だ。
仕事には、人と関わり、誰かの役に立つという側面がある。お金がもらえるのは、価値を提供しているからだ。そして自分が提供した価値に対して、感謝される瞬間は何にも代えがたい喜びだ。それは、自己肯定感や生きがいを与えてくれる。

どんな仕事であれ、自分のスキルや努力が誰かの助けになる。その結果として感謝されることで、自分の存在意義を強く感じられるだろう。お金や健康だけでなく、感謝を通じて築かれる人間関係も、仕事の大きな魅力だ。

仕事を続けることは、お金、健康、人間関係という3つの重要な要素をもたらしてくれる。これらは人生を豊かにするために欠かせないものだ。

もちろん、未来にはAIが多くの仕事を奪い、人間は働かずに遊ぶだけで生活できる時代が来る可能性もあるだろう。

しかし、人生100年時代と言われる今、働き方はますます多様化している。好きなことを仕事にし、自分に合ったペースで働き続けることで、人生そのものがもっと充実したものになるのではないだろうか。仕事は単に「生きるための手段」ではなく、「生きる喜び」を実感できる場でもあるからだ。

だから僕は、何歳になっても、できれば死ぬ直前まで仕事を続けたいと思っている。

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