宗教

宗教

人間とは弱い生き物だ。

特に体が弱い人は、メンタルも落ちてしまうことが多い。

そんな人たちには、やはりすがるものが必要だ。

そして神を信じ、神にすがっていると、救われる(ような)時がある。

なぜならものごとというのは、良い時と悪い時が交互に訪れるものだからだ。

良い時が続けばいつか悪くなるし、悪い時が続けばいつかは良くなる、もちろん人間の人生にも波がある。

なので、その悪い時に神に祈り続けていれば必ず良くなる時がくる。

そしてそんな時はこう思うだろう、「神が救ってくれた」と。

僕たちホモサピエンスは数万年前の認知革命によって宗教を作れるようになったと言われている。

そして宗教があったから、ダンバー数の壁を破り、より身体が大きく、頭脳も明晰だったネアンデールタール人などを追い払い、地球を支配し始めたとも言われる。


現代においては神に祈る人間は少ないと思うかもしれない。

特に日本においては「宗教=怪しいもの・怖いもの」といったイメージが強そうだ。

だが現代においても神は姿を変えて至る所に存在する。

例えば、アーティストのライブやスポーツ、芸能人やアニメなども同じだろう。

人々は彼らを中心にコミュニティを作り、彼らを神のように崇め、彼らの言動に大きな影響を受ける。そして、チケット代というお布施を支払い、グッズなどの幸せになれるアイテムを買い集めている。

時には、この音楽聞いた方がいいよ、このドラマ観た方がいいよ、などと新規入信者の勧誘も行う。

彼らという神を信じ、その宗教に入信することで、毎日の生活を楽しく(あるいはなんとか踏ん張って)生きていけている人は少なくないだろう。

いつの時代も宗教は我々ホモサピエンスにとってとても重要なものなのだ。

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